アーステクニカは、粗大ごみや廃木材、廃プラスチックなど、重量や大きさのある混合廃棄物の一次破砕・減容を得意とするメーカーです。
本記事では、プラスチックの粉砕・破砕におけるアーステクニカの得意領域やアフターサポート体制を掘り下げているほか、製品ラインナップなども掲載しています。
硬さや形状の異なる産業廃棄物を、選別前にそのまま投入できる大型破砕機をはじめ、粉砕機や粉体処理機などを展開しています。
また、耐摩耗・耐熱鋳造製品まで自社で設計・製造しているため、混合廃棄物の破砕で摩耗しやすい部材についても自社で対応できる体制です。
破砕機単体ではなく、プラスチック材質選別機や乾式洗浄(水を使わず、破砕物に付いた土や汚れを機械的に落とす処理)、RPF(古紙や廃プラスチックを主原料とする固形燃料)製造設備といった環境・リサイクル機器まで手がけているのが特徴です。
破砕後の選別・異物除去や燃料化まで含めてラインを設計できるため、減容だけでなく、再資源化・燃料化の出口まで見据えて設備を検討したい現場に向いています。
中間処理施設やリサイクルプラントなどにおける、粗大プラスチックや混合廃棄物の破砕・減容目的に向いています。破砕機だけでなく、選別設備や乾式洗浄装置なども含めたライン提案に対応しているため、前後工程をまとめて検討したい場合にも相談しやすいメーカーです。
当メディアでは、「汚れた廃プラの再資源化」「粗大プラ・混合廃棄物の減容」「端材・成形不良の再利用」という3つの処理目的に分け、処理対象物の性状や処理後の活用方法まで提案してくれる粉砕機・破砕機メーカーを厳選しています。粉砕機・破砕機の導入効果を高めたい方は、比較・検討の材料としてお役立てください。
東京本社と八千代工場(千葉)、関西支社(大阪)・東北支店(仙台)・中部支店(名古屋)・九州支店(福岡)を展開し、粉体機器製造に関する問い合わせを受け付けています。
また、販売・部品供給・点検修理・工事施工は関連会社のアーステクニカM&Sが実施※1。導入後の運転指導や改善提案の具体的な内容・費用は公表されていないため、問い合わせ時に確認が必要です。
導入企業名や導入成果がわかる事例は、公式HPでは確認できませんでした。
大型油圧モータによるせん断力を利用する二軸せん断式破砕機で、粗大ごみや廃木材、廃プラスチックなど幅広い廃棄物を処理できます。回転刃の厚みやフック数を変更することで、処理物や破砕サイズに応じた仕様を選択可能。粗大廃棄物を粗破砕して減容したい場合に適しています。
| 型式 | GVD12 |
|---|---|
| 分類 | 二軸せん断式破砕機 |
| 主な処理対象 | 畳/マットレス/冷蔵庫/タンスなど |
| 破砕室寸法 | L1,200×W1,300mm |
| 回転刃厚み | 100・50mm |
| 動力 | 130〜250kW |
| 粉砕粒度 | 150mm以下80%程度(シリーズ共通値) |
鎌形状の回転刃で処理物を噛み込み、さまざまな形状の廃棄物を破砕する二軸せん断式破砕機です。2本の主軸を自動制御で正逆転させることで、大量の処理物を投入するチョークフィードにも対応。形状や大きさが不揃いな廃棄物をまとめて投入し、効率よく破砕したい場合に適しています。
| 型式 | GVS15 |
|---|---|
| 分類 | 二軸せん断式破砕機 |
| 主な処理対象 | 生木/ソファ/プラスチック/タンス/ふとん/混合廃棄物/タイヤ/廃家電/伐根など |
| 投入口寸法 | L1,650×W1,860mm |
| 電動機 | 45kW×2 |
| 破砕刃枚数 | 6枚×2列 |
一軸せん断式のマルチロータPROと比べて約3~5倍の処理能力を持つ二軸せん断式破砕機。押込装置(プッシャ)を必要としないコンパクトな構造により、省スペース化と省動力化にもつながります。限られた設置スペースで、廃棄物を大量に処理したい場合に適しているシリーズです。
| 型式 | MR732D |
|---|---|
| 分類 | 二軸せん断式破砕機 |
| 主な処理対象 | プラスチック/紙など |
| 破砕室寸法 | W1,760×L1,300mm |
| 主電動機容量 | 320~400kW |
| 処理量 | ~12.0t/h |
軟質系の廃プラスチックやフィルム、古紙、布類から、板状プラスチックや木材、パレットなどの硬質系廃棄物まで幅広く処理できる一軸せん断式破砕機です。複数の機種を展開しており、処理物の性状や必要な破砕サイズに応じて仕様を選択可能。種類の異なる廃棄物を細かく破砕し、減容や後工程につなげたい場合に適しています。
| 型式 | MR616 |
|---|---|
| 分類 | 一軸せん断式破砕機 |
| 主な処理対象 | 軟質系産廃プラスチック/廃木材/繊維/竹/硬質系産廃プラスチック/生木など |
| 破砕室寸法 | 1,300×1,000mm |
| 主電動機容量 | 45~90kW(油圧駆動型) / 45~75kW(電動機駆動型) |
| 処理量 | 0.5~1.2t/h |
ビニールシートや古紙、木材などの比較的少量の廃棄物を処理できる小型の一軸せん断式破砕機です。22~45kWクラスの機種を展開しており、フレコンやブルーシートなどの破砕困難物にも対応。社内などで発生する廃棄物を大掛かりな設備を使わずに破砕・減容したい場合に適しています。
| 型式 | MRZ22 |
|---|---|
| 分類 | 一軸せん断式破砕機 |
| 主な処理対象 | 軟質系産廃プラスチック/硬質系産廃プラスチック/廃木材/生木/繊維/竹/ブルーシート/フレコンなど |
| 電動機 | 22kW |
| ロータ寸法(径×幅) | φ355×840mm |
| 概略重量 | 3,500kg |
槌型ハンマによる衝撃・せん断式の破砕機で、ロールフィーダによる定量供給によって安定した処理を行います。調整式天井グレートによって製品のかさ比重を調整でき、廃車などをプレシュレッダで予備破砕した後の大量処理に対応。廃車などを大量に破砕し、鉄スクラップとして回収したい場合に適しています。
| 型式 | SH5-150 |
|---|---|
| 分類 | 衝撃式破砕機 |
| 主な処理対象 | プラスチック/金属/ガレキなど |
| 動力 | 600~800kW |
| 処理能力 | 15~30t/h |
機械式粉砕機に気流式粉砕原理を取り入れたシリーズです。粉砕粒度や処理能力が異なる5機種(ゼプロス、ヴェンティ、クリプトロン、エディ、プライム)を展開しており、原料の大きさや求める粉砕粒度、処理条件に応じて機種を選択可能。
樹脂などの原料を、求める粒度まで効率よく粉砕したい用途に適しています。
| 型式 | クリプトロンゼプロス KCM100 |
|---|---|
| 分類 | 機械式粉砕機 |
| 主な処理対象 | 樹脂系原料(40×40×5mm程度まで投入可) |
| 最高回転数 | 6,400rpm |
| 標準モータ | 11kW |
| 粉砕粒度 | 平均粒径20〜50μm程度(シリーズ全体における数値) |
| 外形寸法 | 1,050×450×900mm |
性能や価格だけでメーカーを選ぶと、設備導入後に「粉砕できない」「修理・保管コストがかかる」などの問題が起こりやすくなります。重要なのは、処理対象物の性状や処理後の活用方法を見据えて提案してくれるメーカーを選ぶこと。
当メディアでは、処理目的ごとにおすすめのプラスチック粉砕機・破砕機メーカーを厳選していますので、比較・検討の材料としてお役立てください。
2003年に川崎重工業と神戸製鋼所の破砕機部門を統合して設立され、2026年4月から古河機械金属の連結子会社となったメーカーです。八千代テクニカルセンターと粉体テストセンターにて、破砕・粉砕・混合・造粒・コーティング・乾燥の各テストに対応する設備を備えています。
| 会社名 | 株式会社アーステクニカ |
|---|---|
| 所在地 | 東京都千代田区神田神保町2-4 東京建物神保町ビル |
| 設立 | 2003年4月1日 |
| 事業内容 | ・破砕機の設計、製造及び販売 ・環境リサイクル用機器設備の設計、製造及び販売 (廃プラスチックリサイクル設備、RPF製造設備、土壌改良設備、各種リサイクル設備等) ・粉砕機等の設計、製造及び販売 ・耐磨耗・耐熱等鋳造製品の設計、製造及び販売 |
| 主要取引先 | 公式HPに記載なし |
| 資本金 | 12億円(別途資本準備金11億円/2026年7月時点の公式HP掲載情報※2) |
| 電話番号 | 03-3230-7151 |
| URL | https://www.earthtechnica.co.jp/ |
洗浄と粉砕を同時に行い、塊をほぐして汚れや水分を飛散させる独自技術※1により、汚れた廃プラを高純度原料へと再資源化。洗浄時に発生する排水の処理設備を含め、プラント全体を支援します。
年間300件以上のサンプルテスト※2で得たデータに基づき、汚れた廃プラを再資源化できるか導入前に評価。設備投資後に「汚れが落ちず再資源化できない」と判明するリスクを抑えられます。
粗大プラ・混合廃棄物を、分解せずそのまま投入できる大型破砕機を提供。1.9mサイズを15~30cm程度※3にできるため、トラックへの積み込みや搬出作業の負担を減らせます。
1時間あたり最大40tを処理※4できるほか、負荷に応じて回転数・方向を自動制御する機能で噛み込みによる停止リスクを軽減。処理待ちの廃棄物が滞留して保管スペースを圧迫する事態を防ぎます。
成形機から出た単一樹脂が他材料と混ざる前に粉砕できるよう、機械横に設置しやすい省スペース・低振動機などを展開。バージン材に近い純度の再利用で、コスト削減や歩留まり向上を狙えます。
成形工程別の専用機により、形状・材質が異なる工程端材でも微粉やヒゲの混入を抑制。粒度が安定し、溶融ムラや計量精度のブレを抑えられるため、成形不良防止につながります。