タナカは、水を使いながら粉砕する湿式のプラスチック粉砕機・破砕機を自社開発・製造しているメーカーです。
本記事では、プラスチックの粉砕・破砕におけるタナカの得意領域やアフターサポート体制を掘り下げているほか、製品ラインナップや会社概要なども掲載しています。
プラスチック用の粉砕機・破砕機に、水を用いながら処理する湿式を採用しています。なかでも「プラショリ(PR55-770S-1000)」は充填済みのペットボトルをそのまま投入し、500〜1,000kg/hrで処理することが可能。水を用いることで粉じんの飛散を抑えられるため、汚れや水濡れのある廃プラの処理にも向いています。
薄く絡みやすいフィルムやシートは、汎用の粉砕機では処理しにくい対象です。タナカは「シート成形打抜屑用粉砕機」や、材料を送り込む引取ロールを備えた「シート用引取ロール付粉砕機(FM35-1120B)」を展開。ポリエステルやポリエチレンをはじめとする樹脂シート・フィルムを安定して粉砕できる点が強みです。
湿式粉砕機に加え、洗浄機・脱水機、風力選別機や湿式浮沈分離機、ハイドロサイクロン(水流の遠心力で比重差により分ける装置)まで自社で手がけているため、汚れや水分を含む廃プラスチックを粉砕・洗浄・選別して再資源化したい目的に向いています。
当メディアでは、「汚れた廃プラの再資源化」「粗大プラ・混合廃棄物の減容」「端材・成形不良の再利用」という3つの処理目的に分け、処理対象物の性状や処理後の活用方法まで提案してくれる粉砕機・破砕機メーカーを厳選しています。粉砕機・破砕機の導入効果を高めたい方は、比較・検討の材料としてお役立てください。
導入前後の支援として、本社展示室・八尾工場で実機テストを実施しています。自社の材料を持ち込んで粉砕・洗浄・選別の仕上がりを事前に確認することが可能です。導入後の保守・修理体制については公式HPに掲載されていませんでした。
プラスチック粉砕機単体の導入企業名や成果がわかる事例、累計導入件数などは公開されていませんでした。
中身が残ったペットボトルや廃プラスチックを、砕く・洗う・脱水するまで1台でこなす湿式装置です。接材部はステンレス製で、二重防水シール構造を採用。開封・排出の手間を抑えて処理したい現場に向いています。
| 型式 | PR55-770S-1000 |
|---|---|
| 分類 | 湿式/粉砕・洗浄・脱水 |
| 主な処理対象 | 充填済みのペットボトル/廃プラスチック |
| 処理量 | 500〜1,000kg/hr |
| 給水量(目安) | 30〜50ℓ/min |
75kWの電動機で600〜1,200kg/hrの処理に対応する、処理量重視のモデルです。まとまった量のプラスチックを効率よく粉砕したい現場に適しています。
| 型式 | MF70-840 |
|---|---|
| 分類 | 乾式/粉砕機 |
| 能力 | 600〜1,200kg/hr |
| 電動機 | 75kW |
| ケーシング開閉装置 | 電動式(1.5kW) |
強力粉砕機と同等の能力を備えつつ、水を使ってプラスチックを再資源化するリサイクルライン向けの湿式機です。洗浄を伴う再生処理を前提とした現場に対応します。
| 型式 | MF70-840WRS |
|---|---|
| 分類 | 湿式/粉砕機 |
| 能力 | 600〜1,200kg/hr |
| 電動機 | 75kW |
| ケーシング開閉装置 | 電動式(1.5kW) |
引取ロールで材料を安定して送り込みながら粉砕する構造です。ポリエステルやポリエチレンなどの樹脂シート・フィルムを対象としています。
| 型式 | FM35-1120B |
|---|---|
| 分類 | 粉砕機 |
| 主な処理対象 | ポリエステル/ポリエチレン等の樹脂シート・フィルム |
| 能力 | 100〜400kg/hr |
| 電動機 | 45kW |
| ケーシング開閉装置 | 電動式(1.5kW) |
シート成形の工程で発生する打抜き屑を、別工程に回さずライン内で処理して戻せる粉砕機です。特殊防音ボックス仕様で稼働音を抑えている点も特徴。成形現場で出る端材を再利用したい現場に向いています。
| 型式 | 公式HPに記載なし |
|---|---|
| 分類 | 乾式/粉砕機 |
| 主な処理対象 | シート成形打抜き屑 |
| スペック | 公式HPに記載なし |
低速回転による破砕方式を採用し、廃プラや廃農ビなどの粗破砕(大まかに砕く前処理)に適したモデルです(型式・スペックは公式HPに記載なし)。
| 型式 | 公式HPに記載なし |
|---|---|
| 分類 | 破砕機(低速回転式) |
| 主な処理対象 | 廃プラ/廃農ビなどの粗破砕 |
| スペック | 公式HPに記載なし |
性能や価格だけでメーカーを選ぶと、設備導入後に「粉砕できない」「修理・保管コストがかかる」などの問題が起こりやすくなります。重要なのは、処理対象物の性状や処理後の活用方法を見据えて提案してくれるメーカーを選ぶこと。
当メディアでは、処理目的ごとにおすすめのプラスチック粉砕機・破砕機メーカーを厳選していますので、比較・検討の材料としてお役立てください。
東大阪市に本社工場を置く、プラスチック材料化工機械のメーカーです。コンパウンド機器からリサイクル機器まで自社開発・製造しており、1980年代以降は中国・東南アジア・アメリカなどへ供給を拡大。2012年にはタイに現地法人を設立しています。
| 会社名 | 株式会社タナカ(TANAKA Co., Ltd.) |
|---|---|
| 所在地 | 本社工場:大阪府東大阪市若江東町6-8-46 |
| 設立 | 公式HPに記載なし(創業:1961年4月「田中鉄工所」として創業。1976年に「株式会社田中鉄工所」へ改称、1992年に「株式会社タナカ」へ社名変更) |
| 事業内容 | コンパウンド機器・リサイクル機器(粉砕・洗浄・脱水・選別など)の自社開発・製造、粉砕・洗浄・選別などの工程テスト |
| 主要取引先 | 公式HPに記載なし |
| 資本金 | 公式HPに記載なし |
| 電話番号 | 06-6728-4800 |
| URL | https://www.kk-tanaka.co.jp/ |
洗浄と粉砕を同時に行い、塊をほぐして汚れや水分を飛散させる独自技術※1により、汚れた廃プラを高純度原料へと再資源化。洗浄時に発生する排水の処理設備を含め、プラント全体を支援します。
年間300件以上のサンプルテスト※2で得たデータに基づき、汚れた廃プラを再資源化できるか導入前に評価。設備投資後に「汚れが落ちず再資源化できない」と判明するリスクを抑えられます。
粗大プラ・混合廃棄物を、分解せずそのまま投入できる大型破砕機を提供。1.9mサイズを15~30cm程度※3にできるため、トラックへの積み込みや搬出作業の負担を減らせます。
1時間あたり最大40tを処理※4できるほか、負荷に応じて回転数・方向を自動制御する機能で噛み込みによる停止リスクを軽減。処理待ちの廃棄物が滞留して保管スペースを圧迫する事態を防ぎます。
成形機から出た単一樹脂が他材料と混ざる前に粉砕できるよう、機械横に設置しやすい省スペース・低振動機などを展開。バージン材に近い純度の再利用で、コスト削減や歩留まり向上を狙えます。
成形工程別の専用機により、形状・材質が異なる工程端材でも微粉やヒゲの混入を抑制。粒度が安定し、溶融ムラや計量精度のブレを抑えられるため、成形不良防止につながります。