ハーモは、一般的な粉砕機とは異なる方法で、射出成形現場で発生するスプル・ランナーを粒状に再生する「粒断機」を展開しているメーカーです。粒断機は、材料を刃で切断して粉や微粉の発生を抑えながら粒状にするため、粉砕機に代わるスプル・ランナーの再生手段として活用できます。
本記事では、ハーモの粒断機ならではの特徴やアフターサポート体制を解説。製品ラインナップや会社概要なども掲載しています。
ハーモの粒断機は、刃で削る一般的な粉砕機とは異なり、プレス移動刃で材料を切断する構造です。削らずに切るため粉や微粉が出にくく、粒のそろった状態で回収できます。再生材をバージン材に混ぜて使う際も、粒がそろっていることで計量しやすくなります。
デモ機の無料貸出※1とサンプルカットに対応しており、自社の樹脂で仕上がりを試したうえで、現場立会いのもとリサイクル改善の提案を受けられます。
また、粒断機には硬質材専用機と、エラストマーなどの軟質材専用機があり、材料の性状に合わせて使い分けることが可能です。
主な処理対象は、射出成形で発生するスプル・ランナーなど、工場内で発生する成形由来のプラスチックです。粉を出さずに粒をそろえて再生できるため、ランナー・端材・成形不良品の再利用を工場内で効率化する目的に向いています。
当メディアでは、「汚れた廃プラの再資源化」「粗大プラ・混合廃棄物の減容」「端材・成形不良の再利用」という3つの処理目的に分け、処理対象物の性状や処理後の活用方法まで提案してくれる粉砕機・破砕機メーカーを厳選しています。粉砕機・破砕機の導入効果を高めたい方は、比較・検討の材料としてお役立てください。
製品納入後のメンテナンスサポートに加えて、故障に関する問い合わせ窓口を設けています。
また、公式HPでは「保守サポート終了製品のご案内」として、機種ごとの保守部品供給終了日が公開されていました。
某カメラメーカーでは、光学系材料のリサイクルにハーモの粒断機を活用しています。導入前のリサイクル率は0%でした。導入後は粒断機で光学系材料を粒状にカットし、再生材として活用することで、リサイクル率10%を実現しています。
硬質材のスプル・ランナを対象に、プレス移動刃で低速に切断する粒断機シリーズです。粉や微粉の発生を抑えながら材料を粒状にカットできるため、成形機の横でスプル・ランナをその場で再生したい現場に適しています。
| 型式 | SPCⅡ-C200 |
|---|---|
| 分類 | 粒断機 |
| 主な処理対象 | 硬質材(スプル・ランナー) |
| 入力電源 | 三相AC200V(50Hz/60Hz) |
| モータ | ギヤードモータ 0.2kW |
| 回転刃 | φ98mm 4枚(37.5rpm/50Hz・45rpm/60Hz) |
| プレス移動刃 | 2.1mm×3.5mm 23枚(75回/min・50Hz/90回/min・60Hz) |
| 本体間口/ホッパー間口 | 120×120mm |
| 材料タンク容量 | 6L(約3kg) |
| 切断可能スプル径 | φ6mm以下 |
| 処理能力 | 間欠投入(最大1分間で30~40g) |
| 機械質量 | 60kg |
エラストマーなどの軟質材・ソフト材を対象とした専用の粒断機シリーズです。硬質材用とは異なる材料特性に対応できるよう設計されており、成形工程で発生するソフト材のスプル・ランナなどを粒状にカットして再利用できます。
| 型式 | SPCⅡ-C200S |
|---|---|
| 分類 | 粒断機 |
| 主な処理対象 | ソフト材・エラストマー(スプル・ランナー) |
| 入力電源 | 三相AC200V(50Hz/60Hz) |
| モータ | ギヤードモータ 0.2kW |
| 回転刃 | φ98mm 4枚(37.5rpm/50Hz・45rpm/60Hz) |
| プレス移動刃 | 2.8mm×4.5mm 19枚(75回/min・50Hz/90回/min・60Hz) |
| 本体間口/ホッパー間口 | 120×120mm |
| 材料タンク容量 | 6L(約3kg) |
| 切断可能スプル径 | φ6mm以下 |
| 処理能力 | 間欠投入(最大1分間で30~40g) |
| 機械質量 | 65kg |
性能や価格だけでメーカーを選ぶと、設備導入後に「粉砕できない」「修理・保管コストがかかる」などの問題が起こりやすくなります。重要なのは、処理対象物の性状や処理後の活用方法を見据えて提案してくれるメーカーを選ぶこと。
当メディアでは、処理目的ごとにおすすめのプラスチック粉砕機・破砕機メーカーを厳選していますので、比較・検討の材料としてお役立てください。
射出成形品の自動取出装置(産業用ロボット)を主力に、粒断機・混合機・搬送機・乾燥機など成形機の周辺合理化機器を開発・製造・販売するメーカーです。粉砕・再生工程では、スプル・ランナーを再生材化する粒断機と混合機を中心に展開しています。
| 会社名 | 株式会社ハーモ |
|---|---|
| 所在地 | 本社・工場:長野県上伊那郡南箕輪村4124-1 |
| 設立 | 1962年(社名変更:1972年) |
| 事業内容 | 産業用ロボット(射出成形品自動取出装置)、プラスチック成形機周辺合理化機器の開発・製造・販売 |
| 主要取引先 | 公式HPに記載なし |
| 資本金 | 2億9,050万円(2026年7月時点の公式HP掲載情報※2) |
| 電話番号 | 0265-72-0111 |
| URL | https://www.harmo-net.co.jp/ |
洗浄と粉砕を同時に行い、塊をほぐして汚れや水分を飛散させる独自技術※1により、汚れた廃プラを高純度原料へと再資源化。洗浄時に発生する排水の処理設備を含め、プラント全体を支援します。
年間300件以上のサンプルテスト※2で得たデータに基づき、汚れた廃プラを再資源化できるか導入前に評価。設備投資後に「汚れが落ちず再資源化できない」と判明するリスクを抑えられます。
粗大プラ・混合廃棄物を、分解せずそのまま投入できる大型破砕機を提供。1.9mサイズを15~30cm程度※3にできるため、トラックへの積み込みや搬出作業の負担を減らせます。
1時間あたり最大40tを処理※4できるほか、負荷に応じて回転数・方向を自動制御する機能で噛み込みによる停止リスクを軽減。処理待ちの廃棄物が滞留して保管スペースを圧迫する事態を防ぎます。
成形機から出た単一樹脂が他材料と混ざる前に粉砕できるよう、機械横に設置しやすい省スペース・低振動機などを展開。バージン材に近い純度の再利用で、コスト削減や歩留まり向上を狙えます。
成形工程別の専用機により、形状・材質が異なる工程端材でも微粉やヒゲの混入を抑制。粒度が安定し、溶融ムラや計量精度のブレを抑えられるため、成形不良防止につながります。