日本シームは、廃プラスチックを洗浄しながら粉砕し、再資源化するための設備を製造・提案するメーカーです。
本記事では、プラスチックの粉砕・破砕における日本シームの得意領域やアフターサポート体制を掘り下げているほか、製品ラインナップや導入事例なども掲載しています。
粉砕と洗浄を同時に行い、塊をほぐして汚れや水分を飛散させる独自技術※1により、汚れた廃プラスチックの再資源化を支援しているメーカーです。砕きながら洗うことで「もみ洗い」のような効果が生まれるため、容器の隅や袋の結び目などに食品残渣や油分が残った廃プラスチックも「売れる原料」に近づけられます。
さらに、脱水・乾燥・分離・選別・水処理・搬送などを含め、廃プラスチックのリサイクルライン全体をまとめて設計・提案できる体制を構築。工程ごとに別々のメーカーへ発注する調整の手間やコストを抑えられるのが強みです。
埼玉県と三重県のテストセンターで、実機を使ったサンプルテストを行っています(無償の簡易テスト※2と有償の本テストあり)。粉砕粒度や処理可否、洗浄・脱水・選別の仕上がりを事前に確認できます。
年間300件以上のサンプルテスト※3で得た多様な材質・汚れ・形状の処理データを基に、処理後に残る水分量(含水率)や機械にかかる負荷(電流値)などの数値をレポート形式で報告。大きな投資を決める前に、自社の廃プラスチックが有価物(買い取ってもらえる資源)になるかを見極められ、設備投資の失敗リスクを抑えられます。
食品残渣や油分が付着した容器・原料袋、PETボトルなどを主な処理対象としており、洗浄と粉砕をまとめて行えるため、汚れが付いた廃プラスチックを再資源化する目的に向いています。
当メディアでは、「汚れた廃プラの再資源化」「粗大プラ・混合廃棄物の減容」「端材・成形不良の再利用」という3つの処理目的に分け、処理対象物の性状や処理後の活用方法まで提案してくれる粉砕機・破砕機メーカーを厳選しています。粉砕機・破砕機の導入効果を高めたい方は、比較・検討の材料としてお役立てください。
部品交換や修理などに短納期で対応するべく、粉砕機・破砕機を国内の自社工場で製造しています。受注生産にも対応しているため、メンテナンス効率を考慮した機械設計や保守費用の軽減につながる提案が可能です。
刃のメンテナンスでは、日本シーム独自の円筒研磨(刃を筒状に削り直して切れ味を戻す方法)を実施。実際の機械製作に携わる担当者のアフターフォローに加え、札幌・盛岡・仙台・静岡・名古屋・大阪・広島・富山・福岡のアフター・メンテナンス協力会社と連携し、全国各地で導入後のサポートを行っています。
ケチャップの原料となるペーストが入った200L袋を廃棄物として処理していた弁当工場の事例です。処分費として年間900万円がかかっていたため、切断機・洗浄機・分離機・乾燥機を組み合わせた装置を導入。
付着した食品残渣を洗浄・分離できるようになったことで、1kgあたり30円かかっていた処分費が不要になりました。また、再資源化した原料は1kgあたり5円で売却し、年間150万円の利益を得られるように。処分費削減コストを合わせると1,050万円の収支改善に成功しています。
PETボトルやフィルム、インクカートリッジ、フレコンバッグなどの汚れを伴う廃プラスチックを、水を入れて洗浄と粉砕を同時に行える洗浄粉砕機シリーズです。
独自設計の回転刃により、50ミクロン以下の薄いフィルムも粉砕可能。汚れを落としながら再生原料化したい現場に適しています。
| 型式 | PF-2000 |
|---|---|
| 分類 | 湿式/洗浄粉砕機 |
| 主な処理対象 | PETボトル/フィルム/インクカートリッジ/フレコンバッグ |
| 出力 | 45kW |
| 回転刃 | 3刃×4=12枚 |
| 固定刃 | 2列×2枚=4枚 |
| スクリーン | 任意(穴径φ6~100mm) |
| 本体開閉 | 油圧シリンダー(電動ポンプユニット) |
| ホッパー開口寸法 | W700×H600mm |
| 総重量 | 約6,000kg |
家電の外装部品や廃自動車部品、樹脂パレットなどの処理に対応する、洗浄ライン向けの粉砕機シリーズです。ネジ(ビス)などの金属が付いた廃プラスチックもそのまま投入できるため、分解の手間を抑えつつ、洗いながら砕きたい現場に適しています。
| 型式 | MGW-7060 |
|---|---|
| 分類 | 湿式/洗浄粉砕機 |
| 主な処理対象 | 廃自動車パーツ/廃家電/樹脂パレット/ビス等の金属が付いた廃プラスチック |
| 出力 | 45kW |
| 回転刃 | 3刃×4=12枚 |
| 固定刃 | 2列×2枚=4枚 |
| スクリーン | 穴径φ12~100mm |
| ホッパー開口寸法 | W700×H600mm |
| 総重量 | 約4,500kg |
洗浄ラインに対応する大型シリーズです。110kW・総重量約18,000kgの大型モデルまであり、自動車バンパーやプラドラム、パレットといった大型の硬質プラスチックを原形のまま投入して粉砕可能。処理量の多い中間処理・再資源化の現場に適しています。
| 型式(代表) | KSB-17560型 |
|---|---|
| 分類 | 湿式/洗浄粉砕機 |
| 主な処理対象 | バンパー/プラドラム/パレット |
| 出力 | 110kW |
| 回転刃 | 3刃×25列=75枚 |
| 固定刃 | 2列×5枚=10枚 |
| スクリーン | 任意(穴径φ6~100mm) |
| ホッパー開口寸法 | W1,750×H600mm |
| 総重量 | 約18,000kg |
刃を収めた本体部分(カッタハウス)の形状によって、投入した材料を逃さず捉えられるため、効率よく粉砕できます。材料や色を替える際、刃まわりの掃除がしやすい構造になっているのも特徴です。
小型~中型まで全8サイズを展開しており、CS-28以上の中型モデルではPETボトルなどのブロー成型品にも対応。ランナーのような小物からコンテナなどの大物まで、処理したい対象や現場の規模に合わせてモデルを選べます。
| 型式 | CS-14 |
|---|---|
| 分類 | 乾式/粉砕機 |
| 主な処理対象 | 小物(ランナー、小製品) |
| 処理能力 | 70kg/h |
| モーター出力 | 1.5kW |
| カッタハウス寸法 | 140×140mm |
粉砕した樹脂を再生材として繰り返し利用したい現場に向いている乾式シリーズです。「樹脂団子」と呼ばれる塊状の硬質プラスチックを粉砕可能。スクリーンの穴の大きさで粒の細かさを調整できるため、再生材として使いやすい粒度に加工できます。
| 型式 | KS-450型 |
|---|---|
| 分類 | 乾式/粉砕機 |
| 主な処理対象 | 樹脂団子(成形時にできる塊状の硬質プラスチック) |
| 出力 | 15kW 4P |
| 回転刃 | 3刃×6枚=18枚 |
| 固定刃 | 2列×2枚=4枚 |
| スクリーン | 任意(穴径φ6~100mm) |
| ホッパー開口寸法 | W450×H400mm |
| 総重量 | 約3,000kg |
プラスチック段ボール製の箱(段プラケース)やバンパー、繰り返し使う輸送箱(通い箱)、ポリタンクなどを高トルク・低速で粗破砕するシリーズです。省エネ・省スペースにも配慮した構造で、かさばる成形品の体積を減らし、運搬・保管のコストを下げたい現場に向いています。
| 型式 | MS-1060 |
|---|---|
| 分類 | 粗破砕機 |
| 主な処理対象 | 段プラケース/バンパー/通い箱(プラケース)/ポリタンク |
| 動力 | 3.7kW(5.5kW)・4P |
| 回転刃/回転径 | 6枚/φ600mm |
| 回転数 | 15~25rpm |
| カッタハウス寸法 | 1,000×600mm |
| 本体寸法 | W1,390×H2,800×L1,950mm |
樹脂団子やパレットなどの硬質プラスチックのほか、廃家電・木材・紙まで粗破砕できるシリーズです。低速の二軸回転で異物が混ざった混合廃棄物も処理できるため、粗大プラスチックを保管しやすいサイズへ減容したい現場に向いています。
| 製品名 | 双竜(そうりゅう) |
|---|---|
| 分類 | 二軸破砕機 |
| 主な処理対象 | 樹脂団子・パレットなどの硬質プラスチック/廃家電/木材/紙など |
| 動力 | 45kW・6P・200V |
| 回転刃/回転径 | 2列×7=14枚/φ480mm |
| 回転数 | 約11rpm(50Hz) |
| 破砕投入口径 | 710×900mm |
| 本体寸法 | W3,900×H2,500×L1,820mm |
性能や価格だけでメーカーを選ぶと、設備導入後に「粉砕できない」「修理・保管コストがかかる」などの問題が起こりやすくなります。重要なのは、処理対象物の性状や処理後の活用方法を見据えて提案してくれるメーカーを選ぶこと。
当メディアでは、処理目的ごとにおすすめのプラスチック粉砕機・破砕機メーカーを厳選していますので、比較・検討の材料としてお役立てください。
日本シームは、累計3,000件以上の機械導入実績※4があるプラスチック粉砕機・破砕機メーカーです。洗浄脱水機・選別機・分離機・乾燥機・搬送装置・切断機・減容/造粒機などの機械も取り扱っており、プラスチックリサイクルプラントの施工まで一貫対応しています。
| 会社名 | 日本シーム株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 埼玉県川口市安行北谷665 |
| 設立 | 1979年5月5日 |
| 事業内容 | プラスチック類リサイクルプラント施工・関連機械の製造販売 |
| 主要取引先 |
|
| 資本金 | 8,304万円(2020年9月時点※5) |
| 電話番号 | 048-298-7700 |
| URL | https://www.nihon-cim.co.jp/ |
洗浄と粉砕を同時に行い、塊をほぐして汚れや水分を飛散させる独自技術※1により、汚れた廃プラを高純度原料へと再資源化。洗浄時に発生する排水の処理設備を含め、プラント全体を支援します。
年間300件以上のサンプルテスト※2で得たデータに基づき、汚れた廃プラを再資源化できるか導入前に評価。設備投資後に「汚れが落ちず再資源化できない」と判明するリスクを抑えられます。
粗大プラ・混合廃棄物を、分解せずそのまま投入できる大型破砕機を提供。1.9mサイズを15~30cm程度※3にできるため、トラックへの積み込みや搬出作業の負担を減らせます。
1時間あたり最大40tを処理※4できるほか、負荷に応じて回転数・方向を自動制御する機能で噛み込みによる停止リスクを軽減。処理待ちの廃棄物が滞留して保管スペースを圧迫する事態を防ぎます。
成形機から出た単一樹脂が他材料と混ざる前に粉砕できるよう、機械横に設置しやすい省スペース・低振動機などを展開。バージン材に近い純度の再利用で、コスト削減や歩留まり向上を狙えます。
成形工程別の専用機により、形状・材質が異なる工程端材でも微粉やヒゲの混入を抑制。粒度が安定し、溶融ムラや計量精度のブレを抑えられるため、成形不良防止につながります。